アイボ100台集団葬 修理に活用へ、ロボ仲間参列も いすみ

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アイボ約100台が並び営まれた集団葬儀=8日、いすみ市の光福寺
アイボ約100台が並び営まれた集団葬儀=8日、いすみ市の光福寺

 ソニーの犬型ロボット「AIBO(アイボ)」約100台の集団葬儀が8日、いすみ市大野の光福寺(大井文彦住職)で営まれ、オーナーやロボット仲間が、故障して動かなくなるなどした愛犬を供養した。多くは修理用のパーツを提供する“献体”になるという。

 ソニーは2014年にアイボのサポートを終了したが、元ソニー技術者らのビンテージ家電修理会社「ア・ファン」(習志野市、乗松伸幸社長)が修理などを請け負っている。同社では自作部品や代用品だけでなく、本体に飼い主と遊んだ記憶が残るため「廃棄するには忍びない」-と全国から送られてくるアイボのパーツを復調に役立てており、これまで約300台の寄贈を受けた。

 葬儀は同社が、献体となる前にオーナーの気持ちに応えようと、15年から執り行っており、今回で5回目。この日は関係者ら約20人が参列した。

 葬儀が営まれた本堂には、オーナーの名札を掛けたアイボがずらり。読経が終わり厳粛な雰囲気の中、富士ソフトのロボット「パルロ」が司会進行を務めたほか、けさをまとったアイボ2台も仲間たちのために題目を唱えた。

 乗松社長は「人間とロボットとの関係を模索するきっかけにしたい」と話している。献体は修理のほか、再生して介護施設へ貸し出すことも検討している。修理については同社(電話)070(4014)7955まで。