罪の意識「なかった」 山田被告、同級生の行為に触発 千葉大集団強姦

 千葉市中央区の飲食店で昨年9月、飲み会で千葉大医学部の男子学生らが20代の女性を乱暴したとされる事件で、集団強姦(ごうかん)罪に問われた同学部5年、山田兼輔被告(23)の第2回公判が1日、千葉地裁(吉村典晃裁判長)で開かれた。被告人質問で山田被告は、飲み会が「セクハラまがいの行為が行われ、乱れた雰囲気だった」と振り返り、犯行について「被害者が泥酔していたので良いと思った。罪の意識はなかった」と述べた。

 山田被告は飲み会の参加者に「ワインの一気飲みをけしかけた」といい、自身はいずれも中ジョッキで「ビール2杯とレモンサワーを2~3杯飲み、白ワインをグラスで5~6杯飲んだ。酒に強くないので、つぶれる手前だった」とした。

 犯行については、同級生の吉元将也被告(23)=同事件の集団強姦罪で公判中=の行為に触発され「酔って気分が高揚し、自分も良いだろう、被害者が寝ているから覚えていないだろう-と思った。雰囲気に流されやすい弱さが一番の原因。取り返しのつかないことをした」と悔いた。

 また、飲み会は同大医学部付属病院の研修医、藤坂悠司被告(30)=同事件の準強制わいせつ罪で公判中=が特定の趣旨で主催し、同病院の医師が「何人も来ていた」と説明。昨年6月にも同様の趣旨で飲み会が開催されていたことを明かし、「女子も酔いつぶれる、激しい飲み会だった」と供述した。

 証人尋問も行われ、出廷した山田被告の父親は「被害者におわび申し上げる」と謝罪した上で「両親として至らない点があった。これまで、兼輔の表面的なことしか見てこなかった」と心情を吐露。同大の同級生でラグビー部のチームメートだった男性も出廷し、「山田被告は人気者で面倒見も良いが、飲み過ぎて調子に乗ってしまうことはあった。チームでも一番酒が弱かった」と指摘。事件後、山田被告の手帳に犯行への反省を示唆する書き込みがあったことも明かした。


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