元パートに3年6月 「バブル忘れられず」 千葉興銀6千万円横領 千葉地裁

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 千葉興業銀行検見川支店(千葉市花見川区花園1)の元パート女性が6年間にわたり、客4人の預金口座から現金約6千万円を着服していたとされる事件で、詐欺罪に問われた市原市五井西4、元コールセンターオペレーターで無職、古賀千寿被告(53)に対し、千葉地裁の長尾洋子裁判官は27日、「バブル期の華やかな生活が忘れられず浪費を続けた」などとして、懲役3年6月(求刑・同5年)を言い渡した。

 判決で長尾裁判官は「裕福な家庭に育ちバブル期の華やかな生活が忘れられず、十分な夫の収入もあったにもかかわらず自己破産後も浪費を続けた。その動機や経緯は身勝手」と指弾。「犯行は約6年9カ月間で計90回と常習的で職業的。定期預金の解約などを言葉巧みに持ち掛けるなど、周囲の信頼を逆手に取った」と断罪した。

 判決によると、古賀被告は2009年5月1日~12年5月31日の間、同支店で外訪スタッフとして顧客方を訪問し、預金の解約や払い戻しなどの取り次ぎ業務に従事。千葉市内の70代の男女の顧客から普通預金払戻請求書などを不正に入手して同支店から現金をだまし取ろうと考え、09年11月18日~10年3月24日までの間、14回にわたり、同支店で不正に入手した事実を隠して請求書を提出して顧客が現金を払い戻すように装い、同支店に払い戻し手続きをさせて現金計約1千万円を受け取りだまし取るなど、09年11月から15年7月までの間に計90回、現金約5558万円を詐取した。