検察側がカメラ映像 “暴行”指摘30場面 石郷岡病院事件初公判

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 菅原、田中両被告の初公判では、弘中さんが生活していた保護室の天井に設置されていたカメラ映像が法廷に流された。検察側が提示した映像は30場面。この中には、検察側が暴行した時間として指摘する12年1月1日午後4時15分ごろの映像もあった。

 16本目に流された映像は、同日午後4時7分から9分30秒。柔らかい素材でできた壁に窓とドア、ついたての陰にトイレが設置された、約3×2メートルの保護室。菅原、田中両被告のほか職員2人がおむつ交換などのため入室する様子で始まる。傍聴席からは映像の様子を観ることはできなかったが、検察側の冒頭陳述によると、職員2人が退室した後の同4時14分、田中被告が弘中さんの胸部付近をひざで押さえつけ、菅原被告が顔を踏みつけた。菅原被告はその後、弘中さんの右足を左腕で抱えつつ、自身の右足で弘中さんの左足を踏みつけ、田中被告は首などに体重をかけてひざで押さえつけた。

 再び入室した職員が手伝って菅原被告が弘中さんの左足にズボンを履かせ、同4時16分、菅原被告が弘中さんの左目付近を布で拭いて、全員が退室するまでの映像が流されたとされる。

 このほかでは、比較のため、前日や事件前の時間帯に行われたおむつ交換の映像などが裁判員らに示された。