バラバラ殺人、姉逮捕 教会で人質、続発通り魔 地域震撼 【2016回顧 取材メモから】(5)

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 地域を震撼(しんかん)させる事件が相次いだ。9月12日、酒々井町上本佐倉1の民家で、この家に住む老人福祉施設職員、竹内諒さん=当時(21)=が殺害され、切断された遺体で見つかった。死体損壊・遺棄容疑で逮捕され、殺人容疑で再逮捕されたのは、姉の竹内愛美容疑者(25)=鑑定留置中=だった。きょうだい間のトラブルが原因とみられているが、詳しい動機明らかになっていない。

 千葉市稲毛区のアパートで4月、契約社員の茅野利奈さん=当時(41)=が腹部を刺されるなどして殺害された。千葉西署捜査本部に逮捕されたのは、茅野さんのアパートからわずか約60メートルの距離に住む飲食店アルバイト従業員、藤長稜平被告(30)=強盗殺人罪などで起訴=だった。

 佐倉市では2月18日夜、教会立てこもり事件が発生した。無職の小田部大輔被告(37)=監禁や傷害などの罪で公判中=は、生活について相談していたカウンセラー役の女性(52)を人質に取り立てこもった。千葉県警は事件直後から男を説得したが応じず、約8時間半後の翌19日午前4時55分、県警捜査1課の特殊部隊「ART」が教会内に突入。女性を無事保護するとともに小田部被告を確保した。

 夏以降、通り魔事件も続発。千葉市と船橋市で8月下旬、中学3年の女子生徒(15)と女子大生(19)が刃物で刺された。殺人未遂容疑で逮捕された埼玉県ふじみ野市花ノ木1、無職、大野駿容疑者(21)=鑑定留置中=は刃物と自転車を使い、追い抜きざまに凶行に及んだ。両事件の被害女性はいずれも、大野容疑者とは「面識がない」などと話していたという。

 浦安市海楽の路上では10月、男女3人が刺されけがを負った。県警は現場近くに住む無職、瓜生裕美容疑者(32)=同=を殺人未遂容疑で逮捕。いずれも面識はなく、自宅から包丁を持ってきて犯行に及んだとみられている。

 富津市では11月、白昼の大型商業施設で、パート従業員の女性(22)が男に包丁で首と背中を傷つけられる事件が発生。殺人未遂容疑で逮捕されたのは無職少年(18)=同=だった。