53年ぶり新駅舎開業 街活性化の玄関口に JR千葉駅

  • 0
  • LINEで送る

 約5年間にわたり建て替え工事を進めてきたJR千葉駅新駅舎とペリエ千葉エキナカ(千葉市中央区)が20日、開業した。同駅の改装は1963年以来53年ぶり。千葉パルコの閉店や三越千葉店の撤退が決まり、中心市街地の空洞化が懸念される中、街全体の活性化を生み出す玄関口としての役割が大いに期待される。

 大勢の利用者であふれる中央改札前で午前9時から開業式典。JR東日本の深沢祐二副社長は「以前の千葉駅と同様、東京五輪の前に新しい千葉駅に生まれ変わらせることができ、非常に感慨深い」とあいさつ。千葉商工会議所の石井俊昭会頭は「これを起爆剤に、千葉が大きく変わると期待する。今後はわれわれ地元の力で、より良い街づくりに全力を尽くしたい」と述べた。

 熊谷俊人市長は「駅舎と駅ビルのオープンが、千葉駅の利用を便利にするだけでなく、都市全体の再生に向けた第一歩になると確信している」と語った。

 テープカットのほか、千葉駅長と子どもたちによるラッピングトレインの出発式も実施。モノレールとの連絡通路では、千葉市文化新人賞を受賞したNARAMIX(渡辺万莉菜)さんが描いた市の四つの地域資源を表す絵画も披露された。

 新駅舎は2011年10月に着工。1階にあった東口改札を3階に移転し、西口改札と千葉都市モノレール改札を同一フロアでつなげ、改札間の移動時間を大幅に短縮したほか、「千葉公園口」や「南口」など出口を増やし、周辺施設への回遊性を向上させた。

 エキナカには“千産千消”をテーマに48店舗が出店。生鮮食品を毎日取り扱うエキナカ初の店舗や千葉県内の有名パティシエ4人が自慢の洋菓子を提供する「アルチザン・イン・チバ」など、新たな試みで利用客の増加を狙う。

 来年春ごろにエキナカ4階部分が、18年夏以降には駅ビルが全面開業する。