2016年11月17日 10:38 | 有料記事
柏市豊四季のアパートで5月、元妻でエステティシャン、石井彩香さん=当時(29)=の遺体が見つかった事件で、殺人罪などに問われた、同居の元夫、石井和樹被告(29)の裁判員裁判の第2回公判は16日、千葉地裁(高橋康明裁判長)で被告人質問が行われ、和樹被告は「子どもや彩香さんと離れ離れになることが怖かった。離れるならば私の元にいてほしいと思いやってしまった」と、殺害に至った経緯を詳細に語った。法廷では弁護人から、和樹被告が遺族に宛てた謝罪文が朗読され、和樹被告は自らの手紙に涙した。
事件当時無職だった和樹被告は、同居する石井さんにパチンコで稼いだ金を渡すなどして仕事をしているとうそをつき、深夜に部屋を出て母親の実家を訪ねたり、友人と会うなどして時間をつぶしていた。事件当日は雨が降っていたため「仕事じゃなかった」とうそをついて帰宅したところ、 ・・・
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