甘利氏らを刑事告発 金銭授受問題で弁護士団体

 甘利明前経済再生担当相の金銭授受問題で、弁護士団体「社会文化法律センター」(東京)は16日、甘利氏と元公設第1秘書の男性に対するあっせん利得処罰法違反容疑の告発状を東京地検に出した。

 提出後に都内で記者会見した宮里邦雄弁護士は「問題をうやむやにできない。地検は強制捜査権を行使し刑事責任を追及してほしい」と話した。

 甘利氏らの説明によると、元秘書は2013年8月、千葉ニュータウンの開発に伴う道路新設工事で都市再生機構(UR)とトラブルとなっていた白井市の建設会社の総務担当だった一色武氏(62)から500万円を受領。その後、UR職員とトラブルについて複数回話し合っていた。甘利氏も13年11月と14年2月にそれぞれ50万円を受け取った。

 一色氏は「URとの補償交渉を有利に進めるため、口利きしてもらった謝礼や経費」として他に800万円以上を元秘書ら甘利事務所関係者に支払ったと証言している。

 東京地検特捜部がUR職員らから任意で事情を聴くなど捜査している。

 甘利氏の事務所は「甘利についてはあっせん利得処罰法に違反するような事実はない。早期に解決するよう真摯(しんし)に捜査に協力していく」とコメントしている。


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