トンネル内壁が剥落 総量23・5トン、けが人なく 君津の国道410号

トンネルの天井から剥がれ落ちたモルタル片=23日、君津市(県提供)
トンネルの天井から剥がれ落ちたモルタル片=23日、君津市(県提供)

 23日午前8時10分ごろ、君津市広岡の国道410号にあるトンネル「松丘隧(ずい)道」(全長91・3メートル)で、入口から長さ約20メートル、幅約5メートルにわたって内壁のモルタルが剥がれ落ちた。県道路環境課などによると剥がれたモルタルの総重量は約23・5トンに上るという。君津署によるとけが人や車両被害はなかった。通行止めとなっており、復旧のめどは立っていない。

 県などによると、同トンネルは、2012年12月に山梨県の中央自動車道笹子トンネルで天井板が崩落し9人が死亡した事故を受け、県が昨年6月から来年3月までの予定で老朽化対策工事を実施。付近の道路を午前0時から午前5時半までの間、通行止めにして工事を進めていた。

 県によると、23日の工事を終え午前5時半に通行止めを解除後、同8時10分ごろにモルタルが剥がれ落ちたと見られる。近くにいた交通整理員が気付いた。今回剥がれたモルタル片は、約1カ月前に新たに吹き付けられたものという。

 県は事故直後からトンネルを通行止めにし普通車用と大型車用の2ルートの迂回(うかい)路を設定した。復旧のめどは立っておらず、事故原因を調べている。


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