同級生部員に暴力 安房高野球部、活動を自粛

 館山市八幡の県立安房高校の野球部で、2年生部員が同級生の部員から殴る蹴るの暴力を受けていたことが17日、同校への取材で分かった。同校は県教委と高野連に報告し、野球部の活動を自粛している。

 同校によると、2年生部員は13日夕、部活後の部室で同級生の部員ともみ合いになり、倒れたところを数回蹴られ、起き上がったところで顔を数回殴られた。けがはなかったという。部室内に他の部員はいたものの、暴行を加えたのは1人だったという。

 被害部員が14日、部活を休む連絡をしたため、野球部長が事情を聴いたところ発覚。被害部員は3年生が引退し、新チームとなった7月下旬から、同級生部員十数人に嫌がらせを受けていたという。

 同校は15日に野球部員の保護者会を開き事情を説明。部員同士の話し合いもし、被害部員は加害部員らの謝罪を受け入れ、今後も野球部に在籍することになった。

 同校の石井浩己教頭は「つらい思いをさせた被害部員と両親に心からおわびしたい。被害部員が野球を続けることを全力で支援する。全校生徒に他者への思いやりや敬意の大切さを訴えるとともに、小さなことでも相談を受けられる体制をつくっていく」と話した。

 同校野球部は2008年の春の選抜に21世紀枠で出場。現在は1、2年生31人が所属している。


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