現闘本部の撤去命じる 千葉地裁

 成田空港の一角に残る空港反対同盟熱田派の旧団結小屋(通称・横堀現地闘争本部)について、小屋の土地を所有する成田国際空港会社(NAA)が同派に小屋の撤去などを求めた訴訟の判決が2日、千葉地裁であり、金子直史裁判長は同派に小屋を撤去して土地を明け渡すように命じた。仮執行は認めなかった。

 同派は、NAA側が小屋の建設を事実上承認していたなどとして、「訴訟は著しく信義に反し権利の乱用に当たる」と主張。これに対し、金子裁判長は「異議を述べなかったというだけで、小屋の建設に同意したとは評価できない」などと述べ、権利の乱用に当たらないと判示した。

 同派の弁護士は、「控訴の方向で準備するつもり」とコメントした。

 NAAの夏目誠社長は「当社の主張が正当と認められたと理解している。成田空港のさらなる機能強化が求められている状況のなか、当該用地を活用していきたい」とのコメントを発表。判決確定前の仮執行は認められなかったため、NAAは、被告側の控訴の有無も踏まえて対応を取る。


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