応援大使にふなっしー 千葉県警、応募者増に躍起

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千葉県警のリクルーターとして活躍し黒木慶英本部長から感謝状を贈呈されるふなっしー=4月14日、県警本部
千葉県警のリクルーターとして活躍し黒木慶英本部長から感謝状を贈呈されるふなっしー=4月14日、県警本部

 全国の警察官採用試験の2014年度の応募者が、過去20年間で最多だった03年度と比べ約半数の12万8035人だったことが3日、警察庁への取材で分かった。千葉県警の応募者は1万人以上減り、おおよそ3分の1だった。景気回復で民間企業に人気が集中、少子化も背景にあるとみられる。「人材確保が困難になる」と、事態を重く見た警察庁は異例の通達を出し、各都道府県警に採用活動の抜本的強化を呼び掛けている。

 職員の大量退職時代を迎えている千葉県警にとって、優秀な人材確保はまさに“死活問題”。全国的な人気者「ふなっしー」に助力を仰ぐなど、採用試験の応募者増加に躍起だ。

 県警は昨年4月、新人警察官募集の応援大使に「ふなっしー」を任命。本年度の募集ポスターにも起用して注目を集めた。もう1種類のポスターには千葉県出身の人気漫画家、本宮ひろ志さんのイラストを採用。イラストは募集パンフレットの表紙にも使われた。通常、表紙は警察官やパトカーなどの写真が多く、イラストは珍しいという。

 一方で地道な取り組みも進めている。若手を中心に男女の職員をリクルーターに指定し、母校などへの訪問や就職説明会への出席を通じて県警の魅力をアピール。2004年から続け、現在は約380人を指定している。

 県警は、成田空港建設や警備に伴い大量に採用した警察官が定年退職する時期になっており、20年過ぎには約4割が入れ替わると見込まれている。