乗車途中ドア閉まる JR成田駅員が勘違い 修学旅行出発の中学生ら乗れず

修学旅行で生徒らがホームに取り残されるトラブルがあったことが分かった栗源中=16日、香取市岩部
修学旅行で生徒らがホームに取り残されるトラブルがあったことが分かった栗源中=16日、香取市岩部

 JR成田駅で今月、修学旅行で特急成田エクスプレスに乗り込もうとした香取市立栗源中学校(同市岩部、須藤壮輝校長)の3年生や教諭らの一部が、電車のドアが閉まり、ホームに取り残されていたことが16日、学校などへの取材で分かった。信号機トラブルもあって生徒らは東京駅で予定の新幹線に乗れず、訪問先の一つに行けなかった。学校側は「うっかりミスでも影響は大きい」と憤慨。JR千葉支社は「再発防止へ社員の管理と教育を徹底したい」としている。

 学校などによると、京都・奈良方面への修学旅行は10日から2泊3日で実施。3年生33人らが10日朝、成田駅で東京駅に向かうため成田エクスプレス(12両編成)に乗り込んでいたところ、途中でドアが閉まり、生徒21人や須藤校長らがホームに取り残された。

 取り残された生徒らは後続の成田エクスプレスに乗車。この電車でも定刻通り東京駅に到着すれば、乗車予定だった午前10時23分発の修学旅行生専用の新幹線に間に合うはずだったが、JR戸塚駅での信号機トラブルに巻き込まれ、東京駅に着いたのは午前10時35分。生徒らは別の新幹線で京都に向かったが、到着が遅れたため、コースに入れていた京都府宇治市の平等院鳳凰堂に行けなくなった。

 同支社によると、成田駅で乗降を確認する駅員が生徒らの乗車の列が途切れたのをモニター画面で見て、乗車が終わったとの合図を車掌に送ったらしい。生徒らが乗っていたのは先頭の1両目だったうえ、駅がカーブしていることもあり、駅員がいた11両目付近からは目視できないという。

 須藤校長は「生徒にとっては一生に一度の修学旅行。うっかりミスかもしれないが、影響は大きい。不安も招いた」と憤る。同支社は「再発防止に向け社員の管理と教育を徹底したい」とコメントした。

 JR側は修学旅行から戻った12日午後、学校を訪れ経緯を説明。きょう17日には学校で保護者対象の説明会を開くとしている。


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