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「精神疾患」「人格障害」 出廷2医師、診断に相違 柏通り魔公判

 柏市の路上で昨年3月、2人が死傷した連続通り魔事件で、強盗殺人や強盗致傷などの罪に問われた無職、竹井聖寿被告(25)の裁判員裁判の第6回公判が4日、千葉地裁(小森田恵樹裁判長)であり、検察側、弁護側それぞれの証人として竹井被告を診察した精神科の男性医師2人が出廷した。2人は「事件当時、判断能力が減退していた」という点で一致したが、精神疾患の有無などで意見が分かれた。

 検察側証人の医師は、事件後に竹井被告の精神鑑定を実施。「事件当時、判断能力は減退していたが、飲酒などによるもの。著しく低下していたわけではない」と証言し、犯行の動機を「生活に困った末の金銭目的」と指摘した。

 医師は、竹井被告が以前から動物虐待や暴力行為を繰り返していたとして「人格障害によるもの。同障害は病気ではなく、性格の種類のひとつ。反社会的で犯罪を肯定する傾向がある」と言及。「犯罪を楽しむ竹井被告本来の性格が飲酒などによって際立った」とした。

 一方、弁護側証人の医師は「判断能力の低下には、少なからず統合失調症の影響があった」と述べた。医師は事件直前までの約1年間、柏市内の精神科クリニックで竹井被告を診察。「竹井被告は人間関係が苦手でチャットに依存し、スカイツリーに突っ込むという荒唐無稽な話を信じこんでいた」と指摘。そのうえで、「引きこもったり、荒唐無稽な妄想を抱いたりするなど、統合失調症の多くの症状に当てはまる」と証言した。


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