雨不足でキャベツ高騰 初夏の味覚高値続く 店頭価格調査、平年の倍

600軒を超す栽培農家が年間約600万ケースを出荷する全国有数のキャベツ産地の銚子市は現在、1日8万ケースを出荷する春キャベツの最盛期。出荷は6月いっぱいまで続く。「例年並みの出荷量」(JAちばみどり営農センター銚子)だという=22日、銚子市高神西町
600軒を超す栽培農家が年間約600万ケースを出荷する全国有数のキャベツ産地の銚子市は現在、1日8万ケースを出荷する春キャベツの最盛期。出荷は6月いっぱいまで続く。「例年並みの出荷量」(JAちばみどり営農センター銚子)だという=22日、銚子市高神西町

 今月中旬以降、関東地方を中心に雨不足が続いている影響で、キャベツなどの野菜が高騰している。農林水産省が実施している全国470店舗のスーパーなどの店頭価格調査によると、キャベツは11~15日に1キロ当たり平均318円で、平年の約1・9倍の高値となった。

 キャベツの店頭価格は農水省が調査を始めた2010年4月以来の最高値。ことし3月中には150円前後で推移していたが、その後、上昇傾向となっている。このほか、レタスが平年の1・3倍、キュウリ、トマトが1・2倍だった。

 春キャベツの主要産地である千葉県のJA全農ちばの担当者は「足元の生産量はまだ不安定で、今後の回復は天候次第。消費者も高値を敬遠し、ネギやホウレンソウなど、生産量が戻ってきた品目に人気が集まりつつある」と話す。

 農水省によると、4月までは全国的に雨天が続き、その後は逆に雨が降らず干ばつ傾向となり、露地物野菜を中心に生育不足で生産が落ち込んでいる。

 農水省は各地の農政局を通じ、全都道府県で10店舗ずつを対象にした店頭の価格調査を毎週発表している。価格は消費税込みで、特売品は含まない。


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