生徒名簿など500キロ不法投棄 764人分「時間なくて」 千葉市、中学校男性教諭処分へ

 千葉市教委は20日、若葉区の中学校の技術・家庭科の男性教諭(30)が、前任校の生徒の氏名、住所など個人情報が記載された名簿など段ボール44箱(重量約500キロ)を中央区内の山林に不法投棄していたと発表した。関連する生徒は764人に上り、今月末をめどに厳正な処分を行う方針。

 市教委によると1日、山林近くの住民から市収集業務課に通報があり、職員が現地で段ボールの中身を確認したところ、男性教諭の前任校(緑区)に関する書類が含まれていたため学校に連絡して明らかになった。段ボールは既に回収され、現在のところ個人情報の漏えいによる被害は確認されていないという。

 段ボールには、生徒の氏名や住所、電話番号が記載された名簿や、生徒が授業で制作した作品、修学旅行の写真、ダンス発表会の映像データなどが入っていた。職員室と技術科室から持ち出したらしい。

 男性教諭は14日から市教育センター(稲毛区)で謹慎中。「異動の準備中、身内に不幸があり、分別して片付ける時間がなかった」などと動機を話し、「軽率な行為で学校の信頼を失墜させてしまった」などと反省しているという。

 市教委は20日、前任校で生徒と保護者に対する説明会を開いた。男性教諭の処分は今月末をめどに決定する。市教委の磯野和美学校教育部長は「関係の皆さまに深くご迷惑をお掛けしたことをおわび申し上げる」と陳謝した。


  • LINEで送る