ゴンドラ事故で全遊具緊急点検 蓮沼海浜公園

落下事故が起きた遊具と同型の別のゴンドラを調べる国交省の担当者(中央)ら=3日午後、山武市の蓮沼海浜公園
落下事故が起きた遊具と同型の別のゴンドラを調べる国交省の担当者(中央)ら=3日午後、山武市の蓮沼海浜公園

 山武市蓮沼ホの県立蓮沼海浜公園内で、母子が乗った遊具「スカイパイレーツ」のゴンドラが落下した2日の事故を受け、公園を管理運営する千葉県レクリエーション都市開発は3日、遊具の緊急点検を始めた。

 同遊具がある「子供の広場」には12の有料遊具があるが、同社は同日からすべての運転を取りやめ。この日行った「変わり種自転車」など2種類を皮切りに今後、順次点検を進める。運転再開は「安全性を確認した上で県と協議して決める」(同社)とした。

 また、国交省の担当者も同日公園を訪れ、スカイパイレーツの別のゴンドラなどを調べた。

 県公園緑地課によると、落下したゴンドラは重さ168キロで、ゴンドラと乗員を含む許容重量は324キロ。母子を乗せた状態でも許容重量を下回っていたという。また、ゴンドラとモーター部分をつなぐパイプの直径も基準を満たしており、何が原因でパイプの溶接部分が折れたかを検証する。


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