学会認定取り消し 千葉県がんセンター 腹腔鏡下手術事故で

 腹腔(ふくくう)鏡下手術を受けた複数の患者が死亡した問題で日本肝胆膵(すい)外科学会は20日、千葉県がんセンター(千葉市中央区)と群馬大病院(前橋市)について、難易度が高い手術を行う施設としての学会の認定を取り消したと発表した。

 両病院で患者が死亡した手術を担当した医師と上司の医師それぞれ2人、計4人の指導医資格も取り消した。

 同日出した声明で学会は両施設について「現状で(認定に)ふさわしくないと判断した」とし、4人の指導医は「安心して指導しうる者としては不適切」とした。

 学会は2008年に技能専門医制度を設け、年間30件以上の難しい肝臓手術などを行う病院を「修練施設」と認定している。

 学会は認定取り消しの根拠とした事例を明らかにしていないが、これまでに県がんセンターでは08~14年、腹腔鏡下手術を受けた11人が死亡、群馬大病院では10~14年、同じ医師が執刀した腹腔鏡下手術で8人が死亡したことが判明している。

 県がんセンターは認定取り消しに「重く受け止める」とコメントを出した。


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