栄町の造成地から人骨 別事件の男供述、身元特定へ 千葉県警

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現場を捜索する県警捜査員=8日午後、栄町龍角寺
現場を捜索する県警捜査員=8日午後、栄町龍角寺

 千葉県警捜査1課は8日、印西市内であった強盗未遂事件で逮捕、起訴された無職男(50)=鎌ケ谷市=の供述に基づき栄町龍角寺の造成地を捜索したところ、成人とみられる人の骨の一部を発見したと発表した。無職男は「知人男性を死なせたのは10年くらい前」と話しており、関与したとされる別の男もすでに死亡している。同課は印西署に捜査班を設置して、殺人や傷害致死容疑を視野に身元や死亡時期、死因などの特定を進める。

 同課によると、無職男が「10年くらい前の夜、仲間の男が知人の男性について怒りだし、男性の自宅で仲間の男が男性を暴行したら死んでしまった。自分もやった。死体を2人で成田方面に運んで埋めた」と供述。県警が7日に行った捜索で、供述通り左右の足の一部とみられる骨など数片が見つかった。

 3人は知人同士で、男性は鎌ケ谷市内で1人暮らしだったらしい。仲間の男も同市在住だったが、数年前に火事で死亡した。同課は無職男の供述が変遷していることから慎重に捜査。現場周辺の捜索を続け、他の骨の有無や遺留品を調べる。現場は昨年、造成されたため、骨がばらばらになっている恐れがあるという。

 無職男は2012年8月12日深夜、印西市内のコンビニで店の現金を奪おうとしたとして、今年2月3日、印西署に強盗未遂の疑いで逮捕されていた。

 現場はJR成田線安食駅から東に約2・5キロの民家が数軒点在する地域。造成地付近の道路脇は大人の背丈以上の草が生い茂っている。

 近くに住む男性(54)は「地理に詳しい地元の人しか通らない場所。何度か仕事などで造成地の中に入ったことがあるが、骨が出たと聞きぞっとした。こんな所に人が埋められていたとは」と驚いていた。