入国審査場、再び2カ所に 訪日客増、混雑緩和へ 成田空港第2旅客ターミナル

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成田空港第2旅客ターミナルの入国審査場で審査を待つ外国人の長い列=2月26日(共同)
成田空港第2旅客ターミナルの入国審査場で審査を待つ外国人の長い列=2月26日(共同)

 成田空港第2旅客ターミナルで東日本大震災後、訪日外国人の大幅減を受けて1カ所に絞っていた入国審査場を、きょう1日から混雑する時間帯に限って2カ所開くことが31日までに、空港関係者への取材で分かった。近年は訪日客が再び増えたためで、「外国人観光客を日本の玄関で待たせるのは印象が良くない」と改善を求める声が上がっていた。今回の変更で審査待ちの行列が多少緩和しそうだ。

 同ターミナルには審査場が2カ所あり、日によって交代でうち1カ所を開いていた。審査場のある一帯は「税関・入国管理・検疫(CIQ)」と呼ばれ、変更は三者の話し合いで決めた。

 関係者によると、2カ所の審査場を開くのは到着便が特に混み合う毎日午後1~5時ごろ。混雑状況によって時間を前後する。最多40のブースで日本人と外国人の旅客に対応することとなり、現在の倍となる見通し。

 CIQは震災後の訪日客の大幅減を受け、同ターミナルで審査場の運用を1カ所に絞ったが、外国の格安航空会社による同ターミナルへの就航が相次いだこともあり、近年は訪日客が増加。到着便がピークとなる時間帯には審査場に数百人の行列ができることがあった。

 政府は2012年に閣議決定した「観光立国推進基本計画」で、訪日客の受け入れ促進に向け入国審査の待ち時間を20分以下とする目標を掲げた。しかし、国の調査では、同ターミナルの13年の最長待ち時間平均は26分に上り、12年平均の27分よりやや改善したものの目標に届かない状態だった。

 CIQ関係者は「両方の審査場を開けた方が客にもストレス軽減となる」と話している。