環状交差点(ラウンドアバウト)の運用開始 千葉、市原の3カ所 県内初

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環状交差点の運用が開始され、ドライバーに注意を呼び掛ける千葉北署員ら。上側の標識が交差点が右回りであることを示している=16日午後、千葉市稲毛区緑町2

 信号機がないロータリー状の「環状交差点(ラウンドアバウト)」の運用が16日、千葉県内で初めて千葉市稲毛区などの3カ所で始まった。昨年9月の改正道交法施行に伴う導入。重大事故や災害時の混乱を防止する効果が期待される。

 環状交差点は時計回りの一方通行で、曲がりたいところで左折する仕組み。交差点内を通行中の車両が優先で、徐行しながら進入する。改正道交法ではこのほか▽できる限り左端に沿う▽横断者に注意▽ウインカーは出ようとする出口の一つ前を通過後に出す-などが明確化された。

 千葉県警交通規制課によると、環状交差点は、進入速度が遅くなることによる重大な事故や右直事故の防止効果がある。また、信号機がないため待ち時間を節約できるほか、停電や災害時にも強いという。

 運用が始まったのは、同市稲毛区緑町2の同市立緑町小学校前のほか、市原市有秋台東3の有秋台東団地内と同市鶴舞の鶴舞団地内の市道交差点。3カ所とも以前からロータリー状だったため、ドライバーに大きな混乱はないとみられる。

 このうち、緑町小学校前では午後の運用開始に合わせ、千葉北署員らがドライバーや歩行者に啓発チラシを配った。導入により同交差点は一時停止の標識が無くなるため、立ち会った緑・黒砂地区連絡協議会の岡野龍夫会長(76)は「小学校の目の前なので通学の際は少し心配だが、学校や地区の住民で協力し子どもを見守りたい」と話した。