障害者福祉施設の入所女性ら2人犠牲 木更津で4棟焼く

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畑野さん方(左)と延焼した民家(右)で現場検証する捜査員ら=8日午後2時ごろ、木更津市中央2

 木更津市中央2の5の19、無職、畑野佐助さん(84)方から7日午後11時40分ごろ出火し、木造2階建て民家と隣接する木造2階建ての障害者グループホーム施設「グループホームたちばな」など計4棟を全焼した。

 畑野さん方で1人の遺体が見つかったほか、グループホーム2階から入所者の無職、秋葉恵美子さん(50)が心肺停止状態で救出されたが、死亡が確認された。木更津署が遺体の身元確認を急ぐとともに、出火原因と焼失面積を調べている。

 同署によると、延焼した3棟はグループホームと、いずれも木造の民家と倉庫。畑野さんは1人暮らしで、火災後に連絡が取れないことから遺体は畑野さんとみられる。グループホームには出火当時4人おり、近くの宿舎から職員が助けに行ったが、1人が逃げ遅れたという。

 畑野さん宅の隣家の男性が「畑野さん宅の台所近くから激しく燃えている」と110番通報した。現場はJR木更津駅から約350メートルの住宅街。

 近くに住む主婦(70)は「寝ていたら突然ボーンと物が割れるようなごう音がした。窓を開けると500円玉ぐらいの大きな火の粉が無数に飛び、濃い煙で視界が真っ暗。外に出ると、庭木に火の粉が燃え移らないようにとバケツで水をまいてる家が何軒かあった。怖くてほとんど眠れなかった」と疲れた表情だった。

◆1時間後に近くで火災 空き家全焼
 約1時間後の8日午前0時35分ごろには、畑野さん方から東へ約1・1キロの同市朝日2の6の22の木造平屋建て民家から出火、全焼した。木更津署によると、ふだんは物置として使われており、出火当時は無人。近くの男性が119番通報した。