病気隠して免許更新 改正道交法、県内初適用 容疑の男を書類送検 千葉県警

 自動車運転免許証の更新時に、病気を隠して虚偽の内容を記載した「質問票」を提出したとして、千葉県警交通捜査課と千葉西署は19日、道交法違反(質問票虚偽記載)の疑いで野田市内に住む専門学校生の男(22)を書類送検した。暴走事故を契機に昨年6月、質問票への回答を義務づけた改正道交法が施行されており、県内で初の適用。

 書類送検容疑は昨年9月14日午後、千葉市美浜区の千葉運転免許センターで、政令で定める一定の病気に当たるか判断をするために必要な「質問票」にうその記載をして提出し、運転免許証を更新した疑い。

 同課によると、昨年10月、男が流山市内の路上で意識を失って転倒、病院に搬送されて判明した。男は容疑を認め「就職に必要だった。病気が周囲にばれると思った。意識を失うようなことは今後、起きないと思った」などと供述しているという。免許は同12月に取り消しになった。

 2011年、栃木県鹿沼市でクレーン車の運転手がてんかんの発作で意識を失い、小学生6人をはねて死亡させた暴走事故を受け、てんかんや統合失調症など運転に支障を及ぼす可能性のある病気について、免許証の取得者や更新者に「質問票」への回答を義務付けた改正道交法が昨年6月に施行。虚偽記載を適用するのは県内で初めて。


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