野球場でキョン捕獲 東金地域では未確認 東金・青年の森公園

野球場で捕獲された特定外来生物の「キョン」=2日(東金市提供)
野球場で捕獲された特定外来生物の「キョン」=2日(東金市提供)

 東金市松之郷の東金青年の森公園野球場で2日、特定外来生物の「キョン」が捕獲された。千葉県によると、東金地域での生息は確認されておらず、「はぐれた個体では」と推測している。

 市教委生涯学習課によると、1日午前8時半ごろ、野球場の管理人から「シカのような動物がグラウンド内に入り込んでいる」とする連絡があり、有害鳥獣駆除の担当職員らがキョンと確認した。

 捕獲作戦は2日に行われ、市や猟友会会員らが参加。キョンが逃げ込むことを期待して、生涯学習課の佐瀬美行係長が整備用具の倉庫の扉を開放。思惑通り、疲れ果てたキョンが入り込み猟友会の男性が捕らえた。

 メスで体長50~60センチ、体重は20キログラム前後。駆除担当の職員は「周辺の市町で目撃情報は一切ないので、キョンが現れた経緯は不明」と話した。キョンは処分された。

 キョンは、中国や台湾に分布するシカ科の小型草食獣。国内で生息が確認されているのは伊豆大島と県内だけ。県内の個体は勝浦市の観光施設から逃げたものが野生化したとみられ、2000年代に入り急増。勝浦や鴨川、いすみなど9市町で約2万1千頭が生息している(13年3月末現在、県推計)。農作物被害が報告され、生態系への影響も懸念されている。


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