「負け組の星」御宿で余生 支援団体、寄付金募る 113戦未勝利馬・ハルウララ

御宿町の牧場で余生を送るハルウララ=7月13日(宮原優子さん提供・共同)
御宿町の牧場で余生を送るハルウララ=7月13日(宮原優子さん提供・共同)

 走っても勝てない競走馬として全国的なブームとなった高知競馬のハルウララ(牝、18歳)が、御宿町の牧場で余生を送っている。

 1998年にデビューし、引退する2006年まで113戦全敗。負けてもひた向きに走り続ける姿が人気を集め「負け組の星」とも呼ばれたが、消息が長くはっきりせず、安否が心配されていた。

 ハルウララは96年北海道生まれ。引退後の12年12月、当時の馬主が同町の牧場「マーサファーム」に預け、そのまま今年2月に所有権を譲渡。現在、同ファームが自費で世話をしており、元気だという。

 当時の馬主の意向でしばらく名前が伏せられていたが、「頑張った馬なのに、人に知られずにいるのはかわいそうだ」と、7月15日、同ファームのスタッフ、宮原優子さん(31)が支援団体「春うららの会」を設立。ハルウララの存在を公表し、餌代などの経費を賄うため、寄付金を募ることにした。

 宮原さんは「来たばかりの時は人間を威嚇するなどしていたが、穏やかになってきた。静かな余生を送れるよう見守ってほしい」と話す。

 事前予約をすれば見学可能。


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