焼却灰問題で第2回口頭弁論 地裁松戸支部

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 原発事故による放射性物質に汚染された焼却灰が県の手賀沼終末処理場(我孫子、印西両市)内の施設に一時保管されている問題で、施設は安全性を欠き健康を害する恐れがあるとして、両市の住民32人が県に焼却灰の撤去を求めた訴訟の第2回口頭弁論が23日、地裁松戸支部(森一岳裁判長)で開かれた。

 弁論では、原告代理人の宮西宏和弁護士が県側の答弁書に反論。住民理解を得る努力をしたと主張する県側に対し「説明会は2回しか開催されず、事後的なものだった」と述べ、安全性についても「ガイドラインは最低限の安全基準にすぎない」と指摘した。

 意見陳述では、原告団代表で施設から1キロ未満の場所に住む榎本菊次さん(73)=我孫子市=が「県は住民の安全を無視している。はらわたが煮えくり返る思い」と批判した。