4万7千人分の情報流出 成績などネットで閲覧可能に 千葉大

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会見で謝罪する千葉大学の安村勉理事(中央)ら=23日午後、県庁

 千葉大は23日、教育学部の男性教授が研究室からデータ保存用の外付けハードディスクを自宅に持ち帰るなどしたため、学生名簿など延べ約4万7千人分の個人情報が約1カ月にわたりインターネットで閲覧可能な状態だったと発表した。個人情報が悪用されたとの連絡はないという。

 千葉大によると、この教授は3月12日、個人情報を入れたままハードディスクを自宅に持ち帰り、ネットワークに接続。適切なセキュリティーを設定しなかったため、ネット上でハードディスク内の情報が見られるようになった。

 ハードディスクには卒業生や在校生計約3万7500人分の学生名簿をはじめ、約3400人分の成績、教授が教える他大学の約3900人分の学生名簿などが保存されていた。千葉大は学内の規定で成績などの個人情報を研究室外に持ち出すことを禁じていたが、教授は「研究に使うためだった」と説明しており、軽い気持ちで持ち帰ったとされる。

 同月26日に外部から指摘があり情報の流出が判明。翌27日にハードディスクをネットワークから外すなど教授に指示したが、検索サイトから情報を完全に削除するのに約20日間を要したという。

 同大は学生の情報が漏れた他大学にすでに謝罪を行った。千葉大生には、今後メールで説明する。ハードディスクには約10年分、15万ファイルの情報が保存されているため、詳しい内容の調査を進めている。

 23日、県庁で記者会見した安村勉理事らは「関係者に迷惑を掛け申し訳ない」と謝罪。教授の処分を検討するとともに、個人情報の管理徹底へ教職員に対する教育と指導に努めるとした。