「遮断機押して脱出を」 踏切事故撲滅へ啓発 JR千葉支社

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踏切内に閉じ込められた車の脱出方法の実演=19日午後、千葉市美浜区の千葉運転免許センター

 重大事故につながりやすい踏切内での衝突事故を防ごうと、JR千葉支社は19日、千葉市美浜区の千葉運転免許センターで啓発キャンペーンを行った。毎年新年度を前に行っている「踏切事故0(ゼロ)運動」の一環で、免許の新規取得者らに踏切内からの“脱出方法”を説明した。

 同社の保線担当社員20人がセンター内に仮設の踏切を設置。遮断機が下りて車が踏切内に閉じ込められた状態を再現して、脱出する方法を実演した。「ゆっくりと前進すれば遮断機は跳ね上がる」「車が動かない場合は非常停止ボタンを押して」と解説。注意事項が書かれたチラシなどのグッズを配った。

 同日に免許を取得したばかりの千葉市緑区の大学生、近藤由佳さん(23)は「安全に通行するのが第一だが、もし踏切内に閉じ込められた場合は落ち着いて対応したい」と話した。

 県内では、今月14日に館山市のJR内房線踏切内で立ち往生した軽ワゴン車の男性が、特急電車にはねられ死亡する事故が起きたばかり。同支社によると、同支社管内は同踏切など非常停止ボタンのない踏切が3割以上あるという。

 安全企画室の担当者は、110番通報や発煙筒の使用で助けを求めるように呼び掛け「気が動転すると思うが、まずは身の安全を確保して連絡してほしい」と話している。