長生村副主査を懲戒免職 死亡ひき逃げ事件に関与

 長生村宮成の村道で1月、男性が車にはねられて死亡したひき逃げ事件で、同村は20日までに、事故に関与したとして総務課の男性副主査(37)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は19日付。同事件は、茂原署が複数の車が関与したとみて捜査を続けており、副主査からも任意で事情を聴いている。

 同村などによると、副主査は1月15日午前1時ごろ、同村宮成の村道で乗用車を運転し、千葉市消防局職員の男性(29)をはねたまま逃げたとされる。男性は数十メートルにわたって引きずられたとみられ、現場で死亡が確認された。

 副主査は「頭が痛い」などとしてコンビニ店の駐車場で休憩、ドリンク剤を飲んだ後、帰宅する途中だった。同日午前5時ごろに現場に戻って、同署員に「自分がはねたかもしれない」と申告した。同村の担当者に「木材を踏んだだけと思った」などと弁明。「被害者に深くおわびしたい」と話しているという。

 同村は「処分は個人の制裁が目的ではなく、事故も公務外」との理由で副主査の名前の公表を拒否した。

 小高陽一村長は「村民の信頼を損なう事案で、深くおわびする。再発防止や村政に対する信頼回復に全力を挙げて取り組む」とのコメントを出し、自身を含め特別職3人の報酬を1カ月減額する条例案を来月4日に開会する村議会に提出するという。


  • LINEで送る