男性腹刺され死亡 松戸、交通トラブルか 千葉県警が捜査本部設置

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 2日午後10時5分ごろ、松戸市内の救急病院から「腹を刺された男性が来院した」と松戸署に通報があった。男性は約1時間半後に死亡。県警捜査1課は3日、殺人事件と断定して同署に捜査本部を設置、詳しい捜査を始めた。男性と一緒にいた知人らは車同士の交通トラブルから男が刺して逃げたと説明している。

 捜査本部によると、死亡したのは住所、職業ともに不詳の村越伸一さん(46)。2日午後9時半ごろ、同市日暮7の路上で、村越さんと知人男性2人が乗ったワンボックス車が、蛇行運転してきた対向車と衝突しそうになった。村越さんは車外で対向車の男と口論になり、もみ合った際に刃物で腹の右側を1カ所刺されたとされる。

 司法解剖の結果、村越さんの死因は出血性ショックで、大動脈が損傷していた。凶器は見つかっていない。知人らが村越さんを近くの病院に搬送した。

 逃げた男は50代ぐらいで、白いセダンタイプの乗用車に乗っていた。捜査本部は男の行方を追うとともに、周辺の防犯カメラを分析して詳しい状況を調べている。知人らは男と面識がないと話しているという。村越さんは車を運転して、知人のうちの1人を自宅に送る途中だった。

◆「年明け早々に…」
 現場はJR武蔵野線新八柱駅から南東に約600メートルの住宅地。八柱霊園にも近く、墓参りに訪れた市内の男性(73)は「年明け早々に人が刺されたと聞いて驚いた」。近くに住む主婦(63)は「2日の夜は静かだったので、まさかこんな場所で事件が起きていたとは思わなかった。犯人が逃げているので怖い。早く捕まってほしい」と表情を曇らせていた。