歩行者の“侵入”多発 「気付かなかった」、「近道」理由 県警・運転者に注意喚起 県内高速道路

 自動車専用の高速道路で歩行者や自転車の立ち入りが多発している。県警高速隊はこれまでに100人超を確保、昨年より増加している。多くは不注意による侵入だが、近道として通行していた事例も。死亡事故となる可能性が高い人の立ち入りについて、同隊と道路管理の東日本高速道路(NEXCO東日本)は、歩行者・ドライバーの双方に注意を促している。

 高速道路は、法律で歩行者や自転車、125cc以下のミニバイクの通行が禁止されている。県警高速隊によると、今年9月末までに、高速道路への立ち入りで128人が確保、注意を受けており前年同期より7人増加している。歩行者が77人と最も多く、自転車が28人、ミニバイクも23人だった。

 同隊が確認した“入り口”はすべてインターチェンジ(IC)で、市川の18件が最多。花輪と幕張12件、原木10件、篠崎9件と続く。これらは京葉道路上にあり、いずれのICとも料金所ブースがなく、歩行者を制止する職員がいない。道路形態も一般道と変わりなく、歩行者が誤って入り込みやすいという。

 高速道路上に入った理由の大半は「立ち入り禁止の標識に気付かなかった」といった不注意だが、中には「近道だったので通った」と話す歩行者もいたという。確保件数の多い市川-篠崎間は江戸川を渡っており、NEXCO東日本の担当者は「一般道で回り道したくない歩行者などが入り込んでいることもあるのでは」と推測する。


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