台風で1万2千冊水浸し 再開のめど立たず 茂原市立図書館

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 台風26号で大きな被害を受けた茂原市で、市立図書館が休館を余儀なくされている。浸水被害で蔵書の1割近くに当たる約1万2千冊がダメージを受けた上、貸し出しを管理するシステムも故障。18日も必死の復旧作業が続いたが、再開のめどは立っていない。

 同市によると、台風が接近した16日朝に同市を流れる一宮川が氾濫。最高水位は堤防の高さを超える8・63メートルに達し、長さ約3・5キロにわたって水があふれた。

 川沿いの同館は同日午前9時ごろから正面玄関ドアのすき間などから水が入り込み、最大で床上約30センチ、大人のひざ丈ぐらいまで浸水。書庫を含めて本棚の1段目にあった小説、辞書、専門書などさまざまな書籍や床に設置してあった蔵書を管理する機器、インターネットの関連機器が水に漬かった。

 同館は翌17日朝から職員ら約25人が館内にたまった水や泥のかき出しを開始。夕方からは清掃業者に依頼し、ぬれた書籍を別の場所に移し替えた上、本棚を消毒するなどした。衛生上の理由で、ぬれた書籍は蔵書登録から除外後、破棄せざるを得ないという。