“毒グモ” 県内初確認 市原の工場倉庫内で セアカゴケグモ

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 県は10日、市原市千種海岸の石油化学工場で、オーストラリア原産の毒グモ「セアカゴケグモ」のメス5匹を確認したと発表した。県内で発見されたのは初めて。かまれるなどの健康被害は出ていないという。県は「素手で捕まえたり触ったりしないで」とホームページなどで注意を呼び掛けている。

 県衛生指導課によると、同工場の社員が2日、倉庫内での作業中に機材の合間で2匹を発見。翌3日にも同じ倉庫内で3匹が見つかった。計5匹とも体長1センチ前後で、いずれも鎌ケ谷市の害虫駆除会社が殺虫剤で駆除した上、県に報告。県は環境省に詳しい検査を依頼していた。

 セアカゴケグモは、主にオーストラリアに生息。メスだけが毒を持ち、大きな球状の腹部に赤い斑紋があるのが特徴。攻撃性はないが、触るとかまれることがあり、痛みやかゆみなどの症状が出る。通常は数日で軽減するが、頭痛や筋肉痛が数週間続くことがあり、進行性の筋肉まひを引き起こした重症例もあるという。

 同課は「セアカゴケグモを見つけた際は近くの健康福祉センター(保健所)に連絡してほしい。かまれた際は水でよく洗い医療機関で受診してもらいたい」と注意を呼び掛けている。