旭のシュンギク 基準値超の農薬

 県は24日、旭市の1農家が生産し、静岡市に出荷されたシュンギクから、食品衛生法の基準値を超える農薬が検出されたと発表した。県はこの農家に回収を指示した。これまでのところ健康被害は報告されていない。

 県衛生指導課によると、農薬は主にトウモロコシなどの除草剤として使用されるアトラジンで、基準値の3・5倍に当たる0・07ppmが検出された。20日までに静岡市中央卸売市場に出荷され、同市保健所の検査で発覚した。

 出荷量は不明だが、関東近県の小売店などで販売された可能性があるという。


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