障害者施設の利用者水死 事故調査委、初期の捜索ミス指摘 千葉市緑区

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 千葉市緑区高田町の知的障害者更生施設「エルピザの里」で昨年12月、利用者の男性(29)が行方不明となり、近くの用水路で水死していたことが1日、同市への取材で分かった。同施設を運営する社会福祉法人「清輝会」は事故報告会を開き、初期の捜索にミスがあったとする事故調査委員会の調査結果を公表。同市は再発防止策の策定を求めており、同法人は「二度と事故を起こさないように対策を見直したい」としている。

 同市障害企画課などによると、男性は昨年12月1日朝、保護者が特定の日だけ同施設に預かりを依頼する「日中一時支援事業」を利用して来所。同日午前10時20分ごろ、同施設の職員が男性の姿が見えないことに気付いた。

 職員らは施設内外で男性を探し続けたが、発見できなかったため千葉南署に捜索願を提出した。同日午後3時半ごろ、捜索中の職員が同区高田町の用水路に浮かんでいる男性を見つけ、男性は現場で死亡が確認されたという。

 同課は同月7日、障害者自立支援法に基づき、同施設への立ち入り調査を実施し、利用者の管理体制などを確認。今年1月18日には再発防止策の策定を求め、同施設に文書で通知した。回答期限は3月18日。