<富津4人死傷事故>当時高校生の19歳女、起訴内容認める 直前にも信号無視など違反行為繰り返す 千葉地裁で初公判

千葉地裁
千葉地裁

 富津市の国道で時速94キロ超で車を運転して横転させ、10代の男女3人を死亡させたとして、危険運転致死の罪に問われた当時高校3年だった無職の女(19)=同市=の裁判員裁判初公判が27日、千葉地裁(福家康史裁判長)で開かれ「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、昨年11月29日午前0時25分ごろ、最高速度が時速50キロと指定されている同市小久保の国道465号で、時速94キロ以上で軽乗用車を運転し、カーブを曲がりきれず横転させて信号柱などに衝突。同乗していたとび職の男性=当時(18)=と女子高校生=当時(17)=、男子高校生=同=を死亡させたとされる。事故で女も脳挫傷などのけがを負った。

 検察側の冒頭陳述によると、女は昨年9月8日に運転免許を取得後、両親の車に友人らを乗せて速度超過などの危険な運転を繰り返し、短期間で衝突事故や3件の交通違反を起こした。両親は車の鍵を隠しハンドルロックを付ける対策をしたが、女は鍵を持ち出したり、レンタカーを借りたりして運転を続けた。

 11月28日夜、女は自宅から母親の車を運転し、高校の同級生や知人だった3人と順次合流。女と男性の運転でドライブし、信号無視や対向車線を走行するなどの違反行為を繰り返した後、事故が発生した。救急隊が到着した際、男性は車外に投げ出され、高校生2人はシートベルトを着用した状態だった。

 弁護側は、事故後の検査で女は知能指数(IQ)が平均よりも低い「境界知能」と判断され「想像力が低く、先を見通すことが苦手と指摘された」と述べた。


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