記名で再アンケート 同級生ら618人に郵送 館山いじめ自殺

 2008年9月に館山市で当時中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、館山市教委は1日、臨時の教育委員会議を開き、再アンケート調査を行うことを全会一致で決めた。当時の在校生や小学校6年当時の同級生ら計618人が対象で同日、保護者宛てに用紙を郵送した。

 アンケートの質問項目は(1)男子生徒に対しいじめを行ったか(2)いじめを見たり聞いたりしたか(3)関連して知っていることや意見の3点で記名方式。記入後、用紙は22日までに県教委の南房総教育事務所安房分室(館山市)に返送してもらい、県教委立ち会いのもとで開封。市教委が分析して公文書として保管する。調査結果は、12月中旬までに遺族に報告、その後公表する。

 再アンケート実施の理由について市教委は、遺族が再調査を望んでいることや4年前のアンケートの破棄で「直接自殺と結びつく回答はなかった」とした根拠が失われてしまったことなどを挙げた。

 千葉日報社の取材に対して、男子生徒の父親(57)は「市教委は保護者へのアンケートのお願い文で、4年前のアンケートを破棄したことを隠している上に『いじめに関する記述がなかった』とうそをついている。アンケート結果が公開対象となるなどと生徒を脅してもいる。問題に取り組む意思がなく、全く許せない」と話した。


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