「ホットスポット」3市ひと安心 小学校の除染完了 松戸、流山は中学校も

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削り取った土を袋に詰めて校内に埋める除染作業=流山市立南流山中学校
削り取った土を袋に詰めて校内に埋める除染作業=流山市立南流山中学校

 空間放射線量が比較的高い「ホットスポット」と指摘される松戸、柏、流山の3市が実施している各市内の公立小学校の除染が完了した。松戸と流山では中学校も完了。いずれも除染の対象範囲を学校全体とする大規模な作業で、8月末までの完了を目指していた。まもなく2学期を迎える児童生徒らにとって安心材料となりそうだ。

 福島第1原発事故の影響で放射性物質は県内にも拡散。とりわけ松戸、柏、流山の3市は広範囲に影響がおよび、大きな懸案となった。除染には多額の費用を投入し、松戸市で約28億9千万円、流山市で約11億7643万円を本年度当初予算に計上した。

 除染作業は、各市が策定した実施計画に沿って行われているが、子ども関係施設を優先的に除染する点では共通している。校庭の表土を削り取ったり、側溝にたまった汚泥を除去したりした。

 松戸市は44小学校、20中学校、1高校の全市立学校で除染作業が完了。空間放射線量が毎時0・23マイクロシーベルト未満(高さ50センチ~1メートルで測定)を掲げ、校庭などの生活空間で達成した。同市では幼稚園と保育所(園)の除染も進め、残りの2保育園で完了する(31日現在)。