商店街活性化へ拠点施設 地域住民支援し交流 淑徳大が「きずなカフェ」

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試験的にオープンした「きずなカフェ」で、被災地の特産品を販売する淑徳大学の学生=7日、千葉市中央区
試験的にオープンした「きずなカフェ」で、被災地の特産品を販売する淑徳大学の学生=7日、千葉市中央区

 商店街活性化と高齢者らを支援しようと、淑徳大学(千葉市中央区)が学校近くにある白旗商店街の空き店舗を活用した交流拠点施設「きずなカフェ」を開設する。7日には商店街の七夕まつりが開かれ、試験的にカフェがオープンし、学生たちが地域住民と交流を図った。

 カフェは元スナックだった店舗を淑徳大学が借り受け、9月のオープンを予定している。学生が中心となり運営する。無料でお茶を提供したり、音楽や演劇を披露する交流施設としての役割を担うほかに、学生が子育てや高齢者の買い物支援、子どもたちの学習指導などの活動も行う。

 白旗商店街には最盛期に130の店舗があったが、現在は半数にまで減少して空き店舗が目立つようになった。カフェは市の「商学連携型空き店舗対策事業」の補助対象となっている。

 淑徳大学は2005年、高齢者の生活などを支援する施設を別の場所に開設して、今年3月まで運営してきた。新しくオープンするカフェは大学と商店街中心部の中間にあり、学生が地域を頻繁に訪れることで商店街の活性化につなげる狙いもある。

 7日に行われた七夕まつりは、大学と商店会が連携して01年から続く恒例のイベント。試験的にオープンしたカフェでは、学生らが昨年からボランティアで支援してきた東日本大震災の被災地、宮城県石巻市の特産品などを販売した。

 商店会の根岸克之会長(64)は「白旗地区では高齢化が進んでおり、カフェが住民、大学、商店街をつなぐ懸け橋のような存在になってくれれば」と期待を込める。淑徳大学総合福祉学部2年の嘉山さゆりさん(19)は「地域の人たちには気軽にお茶を飲みに来てもらい、お年寄りたちを支援していきたい」と話している。