「コロナ第6波入り口」 千葉ろうさい岡本病院長 ピークは2、3月か

新型コロナの第6波とオミクロン株について語る千葉ろうさい病院の岡本院長=市原市
新型コロナの第6波とオミクロン株について語る千葉ろうさい病院の岡本院長=市原市

 千葉県内での新型コロナウイルス感染者の激増を受け、千葉ろうさい病院(市原市)の岡本美孝院長(67)は、千葉日報社の取材に「千葉は第6波の入り口」との認識を明らかにした。感染力が強いオミクロン変異株については「急速な拡大を危惧しており、医療体制を整えている」と警戒し、「感染者は2~3月にピークになるのではないか」との予測も示した。

 ろうさい病院は地域医療の支援病院に位置付けられ、1病棟と集中治療室(ICU)の一部でコロナ患者の治療に当たってきた。昨年夏の第5波では用意した30床が満床となり、エクモ(人工肺)も稼働させたが、同10月からは入院ゼロが続いている。

 今月1日、県が病床確保計画を「フェーズ2」に引き上げたことを受け、病床を準備。医師や看護師ら病院職員への3回目のワクチン先行接種は、1月中に終える予定という。

 岡本院長は第6波到来について「東葛方面では始まっており、東や南へと広がっていくのは時間の問題。首都圏では一日の感染者が2万人、3万人になるとも言われているが、実際どうなるか予断を許さない」と見通しを語った。

 一方、オミクロン株の影響については「以前に比べてワクチン接種が非常に進んでおり、海外の状況を見ると、接種者の死亡が激減している。手探りだった治療の手順も確立され、経口治療薬も開発された。入院患者急増は避けられるかもしれないが、楽観視はできない」との見解を示し、県民がマスクや手洗い、うがいなどの基本的な感染予防策を順守するよう呼び掛けた。


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