子どもの笑顔にピント 國房さん追悼し写真展 御宿

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子どもの豊かな表情が集まった故國房魁さんの追悼写真展=御宿町の月の沙漠記念館
子どもの豊かな表情が集まった故國房魁さんの追悼写真展=御宿町の月の沙漠記念館

 子どもの笑顔にピントを合わせ続けたいすみ市の写真家、國房魁(くにふさ・はじめ)さんが昨年9月、死去した。享年77。故人を追悼する初めての写真展「ぼくらはみんな生きている國房魁写真展」が御宿町の月の沙漠記念館で開かれており、県の観光ポスターの素材にもなった遺作が一堂に会している。

 國房さんは都内で商業カメラマンとして活躍後、約20年前に同市へ。子どもとの触れ合いは“子ども浴”と称するほど好きで、以来、家の外で遊ぶ地元の子が見せる豊かな表情の撮影をライフワークにしてきた。

 作品は2007年春から約2年間、「子どもの笑顔は千葉の良さを表す。将来性のある地域とのメッセージも発信できる」(県観光プロモーション室)と、県の観光ポスターでシリーズ化された。

 観光ポスターの素材といえば名所や有名人などが一般的な中、地域の子どもの笑顔は斬新だった。國房さんは「近所の子が県の観光ポスターになり、さらに喜んだ顔を見られてうれしい」と笑顔で語っていた。

 会場では、首都圏のJR主要駅などに飾られたB倍判の大きな観光ポスターをはじめ、未公開作品など93点が展示される。釣りをしたり、一輪車に乗ったり、歌ったりする多彩なシーンが切り取られ、たくさんの子どもが写真の中から笑いかけてくる。

 会期は7月24日まで。