井上作品彩った絵画公開 新作「ガリバー」の原画も 盟友の安野さんが展覧会 市川

井上ひさしさんとの思い出の資料を懐かしむ安野光雅さん(左)と井上さんの妻ユリさん=市川市真間5の市川市芳澤ガーデンギャラリー
井上ひさしさんとの思い出の資料を懐かしむ安野光雅さん(左)と井上さんの妻ユリさん=市川市真間5の市川市芳澤ガーデンギャラリー
 井上ひさしさんと安野光雅さんの出会いの作品となった「ガリバーの冒険」の新作原画が公開されている展示会場
井上ひさしさんと安野光雅さんの出会いの作品となった「ガリバーの冒険」の新作原画が公開されている展示会場

 市川市ゆかりの作家、井上ひさしさんの数々の作品を彩った画家、安野光雅さんの作品展「井上ひさしと安野光雅~文学と絵画の出会い~」(同市文化振興財団主催)が同市芳澤ガーデンギャラリー(同市真間)で開かれている。

 作品展は、同財団が2010年から取り組む井上さん顕彰事業の一環。井上さんの代表作「吉里吉里人」の装画や同氏が座付作家を務めた劇団「こまつ座」のポスター原画のほか、未完の遺作「グロウブ号の冒険」が1980年代後半に雑誌「世界」に掲載された際の挿絵原画など初公開作品を含む計78点を展示している。

 両氏の出会いの作品となった「ガリバーの冒険」の挿絵を43年ぶりに描き直し、4月に出版された新作の原画全15点も井上さんの文章とともに公開している。新作の最後のページでは去りゆくガリバーが眼鏡をかけ、井上さんの似顔絵風に描かれているなど安野さんの亡き友への思いが込められている。

 会期は6月10日まで(午前9時半~午後4時半)。月曜休館。問い合わせは同ギャラリー、電話047(374)7687。


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