成田山新勝寺、35年ぶり大規模修理 清瀧権現堂で起工式 建立300年を前に

成田山新勝寺の清瀧権現堂を前に修復工事の安全を祈る岸田貫首=成田市
成田山新勝寺の清瀧権現堂を前に修復工事の安全を祈る岸田貫首=成田市
修復工事が実施される清瀧権現堂
修復工事が実施される清瀧権現堂

 成田市の成田山新勝寺で、江戸時代中期に建てられた市指定文化財「清瀧権現堂」の修復工事が始まった。大規模修理は35年ぶりで、建立300年に向けて約1年半をかけ傷んだ屋根の修理や塗り直しを行う。起工式では岸田照泰貫首が工事の安全を祈願した。

 清瀧権現堂は1732(享保17)年の建立で、新勝寺を守護する鎮守の清瀧権現と地主妙見菩薩(ぼさつ)が合祀(ごうし)されている。一般的な本殿は両開きの扉が一つだが、二つ設けられているのが特徴。大般若経600巻の経題を読み上げ、経典を転読する法会「大般若会」が年に3回開かれている。

 修復工事は、設計監理を文化財建造物保存技術協会に委託し、2023年3月までに本殿と拝殿の屋根の修理や塗装などを終える予定。起工式には市職員や施工業者ら関係者が参列し、清瀧権現堂を前に工事が無事に終えられるよう願った。読経の後、岸田貫首から施工業者に特別大護摩札が手渡された。

 修復工事はこれまでに複数回実施されており、前回の大規模修理は1986年7月~翌年12月に行われた。


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