天野教授に市民栄誉賞 「陛下の手術、光栄かつ緊張」 松戸市授与

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本郷谷健次市長から松戸市民栄誉賞を贈られる天野篤教授(左)=9日、松戸市役所
本郷谷健次市長から松戸市民栄誉賞を贈られる天野篤教授(左)=9日、松戸市役所

 松戸市は9日、天皇陛下の冠動脈バイパス手術で執刀チームの中心となった順天堂大学医学部心臓血管外科教授の天野篤氏(56)に市民栄誉賞を授与した。市役所で本郷谷健次市長から記念の盾を贈られた天野教授は、「天皇陛下の手術は光栄かつ緊張度の高い機会だった。心身ともにいい状態で臨め、今も心残りがない」と語った。

 天野教授は、心臓を動かしたまま迂回(うかい)用の血管をつなぐオフポンプ術式の冠動脈バイパス手術の第一人者。松戸市内にある新東京病院には1991年4月から10年間在籍。現在も同病院で週1回程度勤務している。天皇陛下の手術成功に加えて、市内の地域医療への貢献も受賞理由となった。

 式典後の記者団との懇談で天野教授は「天皇陛下が元気になられたという報道が出ると国民が元気になる。それを確認した」と執刀医としての喜びを語った。松戸での地域医療については、「これまでに6千回ぐらい手術を行ったが、その中の半分ぐらいは松戸の病院。今後も松戸と関わっていきたい」と話した。