5月限定!登録無料キャンペーン実施中

玄関彫刻や座敷評価 登録は富津4カ所目 加藤家が国有文

玄関破風の「懸魚」と呼ばれる彫刻も評価された加藤家住宅=富津市笹毛
玄関破風の「懸魚」と呼ばれる彫刻も評価された加藤家住宅=富津市笹毛

 20日開かれた国の文化審議会で、登録有形文化財(建造物)に決まった富津市笹毛の加藤家住宅母屋。立派な彫刻が飾られた風格ある玄関や、高級材を使った上質な造りの座敷などが評価された。市内の登録有形文化財は4カ所、16件目となる。

 同住宅は、新舞子海岸近くの県道256号沿いに位置。平屋で寄せ棟瓦ぶき、正面中央にあるむくり屋根の玄関破風が特徴。正確な建築時期は不明だが、元々は久留里城下の医師の家だったと伝えられる。明治後期に網元の高橋萬兵衛が、君津市小糸地区にあった住宅を現在の場所に移築したとされる。

 評価理由となった玄関破風の「懸魚(げぎょ)」と呼ばれる彫刻は、欄間などを手掛ける房州・後藤派の作とみられる。通常、神社仏閣などで用いられる飾りで、一般住宅にあるのは珍しいという。また、座敷には黒柿や屋久杉など高価な建築材が使われ、懸魚とともに細部のこだわりが高い評価につながった。


  • LINEで送る