不要な制服捨てないで 茂原にリユース店オープン 「安心して売り買いを」

自宅を改装して制服、学用品のリユースショップを開店した樋口さん=茂原市東部台
自宅を改装して制服、学用品のリユースショップを開店した樋口さん=茂原市東部台

 茂原市東部台に小中高校の制服・学用品リユースショップ「つながーRU」が開店した。現役の保育士、樋口美智子さん(55)が、自宅の客間を改装してオープン。「前々からまだ着られる制服を捨ててしまうのはもったいないと思っていた。安心して売り買いできる店があれば便利」と思い立ち、約1年かけて準備し、卒業、入学シーズンを前に開業した。

 10年ほど前、子どもの転校で制服を処分する際に「どうにかならないか」と思ったのがきっかけ。子育てが一段落して3年前に茂原市内で保育士に復帰し、知り合いから「要らなくなった制服を持っている人を知らないか」と相談を受け、不要になった制服を巡る状況は自身が経験した時と「何も変わっていない」と実感した。

 長生地域に同様の店はなく、「自分でやってみよう」と決心。家族と相談して、2部屋を合わせてスペースを確保し、廊下に鏡を置いた試着室も作った。店名は「売り手、寄付してくれる人と買い手をつなげたい」との願いを込めてつけ、自宅前にのぼりを立てた。

 販売する制服は昨秋からSNSやチラシ、口コミで呼び掛け、100着超を集めた。1月からは毎月第3日曜日に開かれる子ども食堂「すまいるステーション」の協力を得て、寄付を受け付けている。

 破れや汚れがひどい服を除き、名前の刺しゅうなどを取り、クリーニングに出して販売。売値は新品の4割程度に設定する。樋口さんは「子どもの成長でサイズが合わなくなった物や、予備に買ってほとんど使っていない物もある」と話す。再利用できる物ならジャージー、ワイシャツ、柔道着やランドセルなどの学用品も引き取る。

 現在はホームページなどの充実に取り組み中。ニーズが多くなる今月中には在庫状況が分かるようにしたいと意気込む。

 買い取り、販売とも事前予約制で、営業時間は保育士の勤務時間外の平日(水曜除く)午後3時~7時と、土曜午前10時~午後5時。問い合わせは(電話)070(8445)6261。


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