クラスター発生の保育所 早期PCR検査で終息 いすみ医療センター受け皿に 太田市長「積極的な受診を」

記者会見する平井医師(右)と太田市長=1日、いすみ市
記者会見する平井医師(右)と太田市長=1日、いすみ市

 いすみ市の太田洋市長は1日、市役所で記者会見し、市立保育所で発生したクラスター(感染者集団)の終息と同保育所の再開を発表した。市内のいすみ医療センターで早期にPCR検査をしたことが、感染拡大の押さえ込みにつながったとして「熱などの症状があればすぐに検査を」と積極的な受診、検査の重要性を市民に呼び掛けた。

 同保育所は、園児1人の感染が確認され1月20日から休所。濃厚接触者だった園児4人の感染が判明しクラスターとなった。他の園児と職員計153人は、同医療センターでPCR検査をして全員が陰性。感染園児の家族も検査で陰性となり、保健所が1月31日に終息を確認、1日に保育所を再開した。

 同医療センターは昨年6月にPCR検査の体制が整い、医師の指示があれば、原則無料で検査が受けられる。1日最大130件検査ができ、1月末までの検査3573件のうち陽性は55件だった。

 会見には同医療センター感染制御アドバイザーの平井愛山医師が同席。早期に検査することで陽性率が低くなるとして「検査を多くすると医療崩壊になるとの議論があったが、そうではない。ちょっとした症状でも早く検査を受けようとする市民の意識と、その受け皿があれば、今回のような早期終息、感染拡大防止につながる」と話した。


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