木更津ビューホテル31日閉館 老朽化に加えコロナ影響 千葉・木更津

1月31日で閉館する「ロイヤルヒルズ木更津ビューホテル」=木更津市
1月31日で閉館する「ロイヤルヒルズ木更津ビューホテル」=木更津市

 千葉県木更津市太田の「ロイヤルヒルズ木更津ビューホテル」が、施設の老朽化に加え新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今月31日で閉館する。運営するエスケイグループ(袖ケ浦市)は、立地場所の眺望や都心からのアクセスの良さを生かした新規事業の展開に向けて準備を進めるという。

 JR木更津駅から東へ約1キロの距離にある同ホテルは、市内の老舗「宝家旅館」の別館として1968年に建設された「ホテル八宝苑」を引き継ぎ、2010年12月オープン。地上4階、地下1階建てで、客室は全30室。東京湾や市街地を一望する太田山に建ち、宴会や会合などに利用されてきた。

 増改築を経て築50年、建物や館内設備の老朽化で改修を検討していたところ、新型コロナへの対応に追われた。緊急事態宣言が出た昨年4~5月には臨時休館。6月に営業を再開したものの、大人数での会食自粛が続き、イベントも縮小や中止を余儀なくされるなど、利用客は落ち込んだままだった。

 コロナ禍での生活変容で今後も現施設での宴会需要の回復が見込めないと判断し、木更津ビューホテルとして11年、旧八宝苑から半世紀の歴史に幕を閉じることになった。

 鈴木敏栄支配人は「木更津の街を見続けてきたホテルなので歴史の重みを感じる。ピリオドを打つのがつらい。たくさんの方に支えていただいた」と地元の人々に感謝している。


  • LINEで送る