認知症徘徊で初訓練 発見、保護へ住民が捜索隊 花見川団地

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認知症徘徊患者捜索訓練のため、対策本部とした集会所で意見交換する参加者=26日、千葉市花見川区の花見川団地
認知症徘徊患者捜索訓練のため、対策本部とした集会所で意見交換する参加者=26日、千葉市花見川区の花見川団地

 徘徊(はいかい)する認知症患者を素早く発見、保護できる仕組みを構築しようと、千葉市花見川区の花見川団地自治会は26日、周辺地域を舞台に模擬捜索訓練を初めて実施した。自治会のほか地元老人クラブ2団体、千葉北署、都市再生機構、病院、市社会福祉協議会花見川第2地区部会などが協力し、約50人が参加した。

 同自治会によると、地区内では近年、高齢化とともに認知症患者が増加傾向にあるという。黒田実自治会長(77)は「自分の家の場所が分からなくなったり、鍵をどこにやったか分からなくなるケースが多い」と話す。これまでも認知症に対する理解を深めようと講演会を行ってきたが、参加者が限られていたため、より多くの人に参加してもらおうと模擬訓練を企画した。

 訓練では、3人が認知症患者役となって周辺地域を“徘徊”。行方不明の届け出を受けた自治会が対策本部を立ち上げ、2~3人ごとの捜索隊を編成し、団地周辺や京成線八千代台駅周辺地域などを捜索した。

 また、団地内のスピーカーや宣伝カーから訓練放送を流し、地域住民に「対象者を見つけた場合は自治会に連絡してほしい」と呼び掛けた。