コロナ、修学旅行にも影響  行き先変更、延期… 八街の小学校日帰りに

いすみ鉄道の車両と一緒に記念撮影する児童ら=27日午前、大多喜町
いすみ鉄道の車両と一緒に記念撮影する児童ら=27日午前、大多喜町
いすみ鉄道に乗車し車内で弁当を楽しむ児童=27日午前、いすみ市
いすみ鉄道に乗車し車内で弁当を楽しむ児童=27日午前、いすみ市

 新型コロナウイルスの感染拡大は修学旅行にも影響を及ぼし、県内でも行き先の変更や延期などの動きが広がっている。成田空港近くの山武市では飛行機ツアーを計画し、27日には県外への宿泊旅行を取りやめた八街市内の小学生が大多喜町などを訪れ「小学校で最後の思い出を楽しく過ごしたい」と目を輝かせていた。

 八街市立笹引小学校では26、27日に神奈川県鎌倉市などへの1泊旅行を予定していたが、新型コロナの感染拡大を受け中止にした。ただ、来春卒業する児童に思い出を残してあげようと、27日に県内での日帰り修学旅行を行った。

 6年生27人が参加し、紅葉が見頃を迎えている養老渓谷を散策。いすみ鉄道の車両を1両貸し切って車内で駅弁を食べ、普段見ることのできない車両の連結作業も見学した。午後からは鴨川シーワールドに向かいシャチのショーなどを満喫した。

 電車が好きだという三木田龍登君(12)は「連結風景を見たのは初めてで感動した」と笑顔。伊藤芽衣さん(12)も「修学旅行が中止にならずうれしかった。友達と思い出をたくさんつくる」と声を弾ませていた。担任の浅野大地教諭(39)は「コロナで修学旅行という大きなイベントを中止にしたくなかった。安全面に配慮し、県内を満喫できる予定を組んだ」と振り返った。

 修学旅行と農山村留学について「時期や行き先を変更して全ての市立学校で実施する」。こう説明したのは千葉市教委の担当者。旅行前後に学校側と健康観察の連絡を取り、定員45人のバスは22人で乗車し、宿泊する部屋も満室にならないように割り当てるなど感染防止対策を徹底しているという。

 中学3年の修学旅行は例年5、6月に実施していたが、9~12月に変更。行き先も長野県や京都府から県内に変えた学校もあるという。県内の少年自然の家や青年の家で行う小学6年の農山村留学も、例年4月を9月~来年3月に延期した。

 10月12日時点では、市立の中学校や養護学校中等部の計56校のうち29校、小学校は110校中65校が旅行を実施。9割以上の児童生徒が参加したが、コロナが不安で見送った子どももいたという。市教委の担当者は「できる限りの感染対策をして実施することで、児童や生徒に思い出をつくってもらいたい」と話した。


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